問い続ける力 (ちくま新書)

著者 :
  • 筑摩書房 (2019年4月10日発売)
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感想 : 9
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問うこと、信じること。意志による楽観。
ポエムでなくビジョンを。

◯例外を例外として切り捨てるのでなく、そこに本質が現れているかも !

◯〝イノベーションの種となる適切な問いは、「大きな視点」と「小さなディテール」を高速で行ったり来たりすることでしかうまれない〟

◯世の中には自分が想像すらできないような真実があり、自分はまだそれを知らないことを信じるのである。

◯研究の世界では、思考が進まないのは思考力のせいではなく、そもそも「問いの設定が間違っている」と考える。そこで私も、まずはこの問いを取り組みやすい形に小さく分解することから始めた。

◯「考えろ」と命令する人は、制約を与えるべきなんですよ。「こういう制約のもとで、こういう問題を考えるにはどうすればいいか。おまえはそれを考えてこい」と。

・間接的アプローチで攻める。自ら調べて重心を見つける。

◯子どもには退屈させたほうが創造力が高まるという研究が出たそうです。やっぱり、なにかれと与えすぎると考えない。

◯迷ったときは、やり過ぎるほうを選びます。失敗した場合、もっと舵を切っておけばよかったのか、手前で抑えていたほうがよかったのかわからないのは、次につながりにくいんです。

◯人々の忠誠心を集めるためのビジョンを競争する時、重要なのは敵の存在です。つまり、光に対する闇ですね。
◯「社会をよくします」というようなありきたりのビジョンだと敵がよくわからないから、単なるポエムになってしまう。

詳細kindleメモ

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ビジネス
感想投稿日 : 2019年6月8日
読了日 : 2019年6月8日
本棚登録日 : 2019年6月8日

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