流星ワゴン (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2005年2月15日発売)
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本棚登録 : 23824
感想 : 2544
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人生には重大な岐路というものがある。
「分かれ道はたくさんあるんです、でもそのときは何も気づかない」
学校・職場での交友関係、家庭環境の形成、あらゆる場面において人は人生の岐路に直面し、その都度選択を迫られている。これを読んでいるこの時点でも何かしらの岐路に立たされているが、人はそれに気づかない。何か見落としているものはないですか、あなたの置かれている状況は本当に理不尽でどうしようもなかったものですか。
人生は選択の繰り返しで後戻りはできない。しかし、後からそれを巻き返すことができるかもしれない。
今なにかで悩んでいる人はラッキーです。あなたは橋本親子のワゴンによって未来から人生のやり直しをするためにやって来たんですから。
人生への悲観に一点の光を灯してくれる作品。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2020年9月1日
読了日 : -
本棚登録日 : 2020年9月1日

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