ボウ・ストリートの捕り手(警官)が主人公というので「あなたのすべてを抱きしめて」に出てきたキャラ立ちした警官が主人公なのかと勝手に思い込んでいたら全然違った。
19世紀イギリスが舞台。テムズ川から女性の死体が上がったと通報を受けて向かったヒーローは、落ちた女性=ヒロインがまだ死体になっていないこと、有名な高級娼婦であることに気付いて自宅へ連れて帰る。しかしヒロインは記憶を失っていたうえに、ヒーローが一度会ったことのある昔の彼女にそぐわない言動をする……というあたりで想像がつくとおり、実は顔がそっくりな別人。ヒーローはヒロインが処女だったために別人だったと気付くが、今度こそ彼女を殺そうとする犯人の手が迫り……。
なんだかね、もし記憶を失った本人だったとしても、もうちょっと優しくしてあげればいいのに、自分がフラれたと(娼婦の嘘だけど)噂を立てられたくらいでねちねちといじめるヒーロー、ちっせーぞ。その他あれこれと穴のある話だった。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ロマンス(歴史)
- 感想投稿日 : 2012年5月26日
- 読了日 : 2012年5月26日
- 本棚登録日 : 2012年5月26日
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