設定がまず切ない。
今はもういない人たちの思い出の数々。
それぞれが本当にかけがえのない宝物で
その後の人生さえも左右された人々が
あまりにも理不尽な理由で一瞬で消え去ってしまう。
彼らの朗読会はまるでもうとうにこの世を去った
祖母やその家族の若かったころのアルバムを覗くようだ。
確かにこの世界にいた証として暗闇の中にぼんやりとした
光を放つ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
小説(日本)
- 感想投稿日 : 2011年12月22日
- 読了日 : 2011年12月22日
- 本棚登録日 : 2011年12月22日
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