最後の喫煙者 自選ドタバタ傑作集1 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (2002年10月30日発売)
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本棚登録 : 2280
感想 : 190
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筒井康隆の文体と世界観は時々摂取したくなるし、一回摂取すると次々に読みたくなる中毒性を持っている。今回初めて筒井康隆の短編集を読んで、ドタバタ傑作集という名前通りに様々な物語が心をかき乱してしっちゃかめっちゃかにしてしまう様を心の底から楽しんだ。特に「問題外科」は胃の中の内容物が食道あたりまで込み上げてくるほどのグロテスクな描写であるのにどこか滑稽さ、面白さのある話だった。個人的に1番好きなの短編は「最後の喫煙者」である。どのストーリーも新鮮で型破り的なもので、これこそが本当の読む娯楽だと感じた。

この短編集を通して一つのライフハックを発見した。今自分は大学の膨大な課題の量に押しつぶされそうになっているのだが、そこでその課題を一つこなす毎に一つの短編を間に挟んで休息を取るようにすると、集中力が永遠に続いて全体で見ると課題を処理する効率が大幅に向上するのである

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月21日
読了日 : 2020年5月21日
本棚登録日 : 2020年5月21日

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