1973年のピンボール (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (2004年11月15日発売)
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本棚登録 : 790
感想 : 48
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この作品について感想を書くのは難しい。

文章自体は平易で読みやすいが、あらすじを説明してみろと言われるとなかなか容易ではない。
それは物語が25の細かい章に分かれていて.時系列はバラバラで「僕」と「鼠」の2人の視点から書かれているからだ。
簡単な説明をするとピンボールのように繰り返される自問自答の末の決別の話ではあるのだが、実際はこの作品だけを読んで完結する話ではない。

色々な作品が相互に関わりあってできる重層的な奥深さを感じ、まだ村上春樹を2作品しか読んでいない自分には安易に感想を述べることが出来ない。とにかく早く長編全ての作品(特にノルウェイの森まで)を読みたい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年6月7日
読了日 : 2020年6月7日
本棚登録日 : 2020年6月7日

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