道徳という名の少年

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング) (2010年5月11日発売)
3.24
  • (40)
  • (106)
  • (192)
  • (68)
  • (10)
本棚登録 : 1093
感想 : 204
4

全てが、絵本のような話だった。
大人のおとぎ話を読んでいるようで、スラスラと読めた。

☆1.2.3.悠久!
次々と父親不明のまま美しい子どもを産んでいく。女4人は、顔はそっくりなのに、心がみんな違う。

☆ジャングリン・パパ
息子を愛しながら、本当は息子の後ろにパパのことを会いし続けていた。最後の、息子が「愛してる」と妻に囁くと、妻からはパパに向けての「愛してる」が返ってきた。

☆プラスチックの恋人
音楽を奏でる事で、人を殺す事をやめれた。
殺したい衝動をも消してくれる音楽は凄いと思った。

☆僕の代わりに歌ってくれ
ポケットの中にしまっていた、宛先の無いラブレター、誰にも気づかれないまま、死んでしまった。
誰か僕の代わりに、このラブレターを歌ってくれ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2012年4月1日
読了日 : 2011年5月11日
本棚登録日 : 2012年4月1日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする