くノ一忍法帖 山田風太郎忍法帖(5) (講談社文庫)

著者 :
  • 講談社 (1999年3月12日発売)
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豊臣秀頼に嫁いだ、徳川家康の孫娘千姫。大坂の陣で豊臣を滅ぼした家康だが、千姫に対しては複雑な愛情を抱いていた。一方豊臣方の真田幸村は、信濃忍群のくノ一に命じて、秀頼の子胤を宿し、その血を繋ぐことを画策。秀頼を愛した千姫もそれを是認し、自らの庇護の下においた。家康は甲賀鍔隠れの里の精鋭五人に、真田のくノ一と秀頼の子の抹殺を指令し、かくて性の秘儀を尽くした妖艶な忍法合戦が幕を開けた。

風太郎忍法帖の一冊。相変わらず奇想天外な忍法勝負が繰り広げられ、科学的な仕組みとかそういう無粋なことを思い出す間もなく引き込まれてしまう。楽しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文芸
感想投稿日 : 2022年4月13日
読了日 : 2022年2月8日
本棚登録日 : 2022年2月5日

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