表題作がすき。
それまで世間から隠されるように、ひとりで生きてきたジョゼ。当然現れた恒夫によって世界が広がったのだろう。ジョゼにはそのまま明るい場所で生きてほしい、幸せが奪われないでほしい…と読みながら願ってしまったが、ジョゼは「完全無欠な幸せは、死そのもの」という。口には出さないけれど、別れを予感しているのかもしれない。切ないけど、ジョゼの強さに心を打たれました。
映画もまた別物としてよかった。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年10月23日
- 読了日 : 2020年10月23日
- 本棚登録日 : 2019年6月10日
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