ジョゼと虎と魚たち (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (1997年3月27日発売)
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表題作がすき。
それまで世間から隠されるように、ひとりで生きてきたジョゼ。当然現れた恒夫によって世界が広がったのだろう。ジョゼにはそのまま明るい場所で生きてほしい、幸せが奪われないでほしい…と読みながら願ってしまったが、ジョゼは「完全無欠な幸せは、死そのもの」という。口には出さないけれど、別れを予感しているのかもしれない。切ないけど、ジョゼの強さに心を打たれました。
映画もまた別物としてよかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年10月23日
読了日 : 2020年10月23日
本棚登録日 : 2019年6月10日

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