集合知とは何か - ネット時代の「知」のゆくえ (中公新書 2203)

著者 :
  • 中央公論新社 (2013年2月22日発売)
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 議論に飛躍が多く,根拠も薄弱で,「独自の理論」に聞こえる。風呂敷を広げすぎたんだろうか。
 専門知が無批判に受け入れられる時代は終わった,これからは集合知だ,というコンセプトはわかるが,ではどうするかというのがあまり詰められていない。ネット集合知への過信を戒めるのは当然として,それ以上の意義ある提言は見いだせなかった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 情報・メディア
感想投稿日 : 2013年4月24日
読了日 : 2013年4月24日
本棚登録日 : 2013年4月24日

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