少し前のことだけど、恩田陸の『夜のピクニック』を読んだ。
とても人気のある作家さんの作品。
内容は、まる一日(夜中も含む)をかけて80Kmをただひたすら歩くという歩行祭というイベントを舞台に、高校生の青春群像劇が展開されるというもの。
そこそこ厚い本なんだけど、全編通して歩行祭だけで描ききっているのがすごいと思った。
ただ歩くだけなのに、面白い。
学生時代というのは貴重な時間だと、読みながら思い返していた。
僕はこの本の主人公達のようにモテたりはしなかったけど、それなりに楽しい思い出がある。
大人じゃないから味わえる気持ちとか。
歳をとることは悪いことじゃないけれど、時々若さがうらやましく感じることがある。
やっぱり若くなきゃ感じられない空気感ってあるんじゃないのかな。
気持ちだけはいつまでも若いつもりなんだけどね。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2011年9月25日
- 読了日 : 2008年7月18日
- 本棚登録日 : 2011年9月25日
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