今でいうオーラ、のようなものにでも包まれた方だったのだろうか。
客も家族も引き付け、そして妹の掬子さんにまで「何かが違う」と言わしめた人。
ひと目その姿を見てみたいと思ったのは私だけじゃないはず。
小説仕立てで正直に考察も加えたとあるが、多くの文献、100人近い人への聞き取り、何より家族やご本人と何度も面会することで、そこを強く補強する。著者の思い入れの深さも感じられた。
強いような浮世離れしたような主人公秀の魅力を想像すると同時に、この姉をもった掬子さんにももっと心の変遷など伺ってみたい気がした。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
エッセイ・その他(日本)
- 感想投稿日 : 2022年10月19日
- 読了日 : 2022年10月19日
- 本棚登録日 : 2022年10月19日
みんなの感想をみる