くまの子ウ-フ (くまの子ウーフの童話集 1)

著者 :
  • ポプラ社 (2001年9月1日発売)
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本棚登録 : 1095
感想 : 97
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主人公のウーフが、ときどき哲学的な問題を思い浮かべながら、日常生活を送っていくお話。

大人の目線で読めば、それらの問題の元ネタはすぐ分かるわけですが、でもこの本には、子どもに「さあ一緒に考えてみよう」と呼びかけるような押しつけがましさや、あざとさはありません。

むしろ哲学的な問いを主題としながらも、物語はあくまでも淡々と進みます。解答らしきものが示されることもあるけれど、基本的には「物語」が優先しており、ときには問題そのものがほっぽり出される形で急にストーリーが完結してしまうこともある。そういう意味では不条理です。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 図書館で借りた本
感想投稿日 : 2013年4月12日
読了日 : 2013年4月12日
本棚登録日 : 2013年4月11日

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