狼の口 8巻 (ハルタコミックス)

著者 :
  • KADOKAWA (2016年11月15日発売)
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本棚登録 : 139
感想 : 11
5

まとめて、1~8巻分をレビュー。

 8巻は新書で買い。
 あとは古本屋にて購入。
 近場も、オアゾも置いてなかったので。


 とにかく。
 主役はお代官様でした。
 死んで、すぐに悪夢の主役として登場。
 そして、最後の最後でも、まさかの登場。

 びっくりしたよっ。



 この話は、モブに人格を与えて、名前を与えて殺していく。
 主役を張る若い男女、親子、女、が、拷問され、むごたらしく殺されていく。
 お代官様、神出鬼没で、いつ眠っているのかわからん。冬山をプロっぽい連中が重装備で関所越えしてるのに、なんでそんな軽装で待ち伏せできるのか・・・。

 砦(関所)を攻められても、いつでも対応。即対応。いつ寝てるんだ、本当に。
 すごく優秀なんだろうな、人を絶望させて殺すことにかけては、無駄なぐらいっ、天才。

 そんな彼も、たくさんの死者を作りだして、ひどく苦しい拷問みたいな処刑をされ。さらされた。

 その後、まだつづく独立戦争。

 200人以上の死者。
 それに顔、性格、名前などをちょこちょこ与えていく。
 それが無残にあっさりと、容赦なく殺されていく。
 おとりとして。自分たちがおとりだと、わかっていて。

「英雄」。一人ひとりが英雄です、と主役クラスの少年が言ったが、それを読者にわからせようとした結果が。

 これかぁ。。




 

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 漫画・青年誌系
感想投稿日 : 2016年12月13日
読了日 : 2016年12月13日
本棚登録日 : 2016年12月13日

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