お、終わった……本当に私もあの宴に参加していたかのような疲れがある、何だろうこの倦怠感と少しの寂しさ。
読んでいる時はページを捲っても捲っても全く終わる気配がなかったのにこんなしんみり終わっちゃうんだなぁと。
前巻、宴の支度で別々に語られていた話。
それはこの巻から登場した人物達も巻き込み加速して、やがてひとつに繋がっていく。
あまりにも京極堂が動かないしみんなバラバラな行動をしているしいつもと違ってアクションなんかもあるし、「これ大丈夫?こんな残りページで京極堂はちゃんと語れるの?消化不良とかならない?」と心配していたのですがそこは京極堂、きちんと語ってくれましたね。
いつもより若干短かった気もするけどまぁ登場人物多かったしね。
個人的に内藤くん出てきた時に「えぇそこ!?そこなの!?」と驚いてしまった、まさかのあれが伏線になるなんて……!
しかし真犯人が分かって全てがひとつに繋がったのに微妙に心にしこりが残るのは堂島さんと藍童子のせいでしょうか……特に堂島さんはもうテンプレのような堂々たる悪役だったしなぁ。
今後は手出し無用、ってことは恐らく他にも何かしているんだろうし(ていうかするんだろうし)いずれまた京極堂とぶつかることもある……のだろうか。
流石にこの人はここまでです!みたいなことにはならないだろうから(現に今回は「そこから来るんですか!?」って人もいたし)、いつかまた相まみえるのでしょうね。
というか堂島さんのあのキャラ嫌いじゃないのでまた是非出てきて欲しいです。
あと私の読み込みが足りない可能性もあるのですが……明石先生って詳細どこかの巻ででてましたっけ?
堂島さんも知ってるってそれもう多分かなりの大物ですよね?
読んだけど忘れてるのかな……。
- 感想投稿日 : 2023年9月21日
- 読了日 : 2023年9月21日
- 本棚登録日 : 2023年9月21日
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