久しぶりに読んだSF。
それも、中短編8作からなる1冊というのも珍しい。
惹かれて手に取ったのは、ユニークな内容が印象的だったSF映画「メッセージ」の原作でもある表題作。驚くほど独創的で魅力的な着想に心を奪われるという、久しぶりの「SF的感動」を味わえた。映画もまた観たい。
しかし残る7作は、いずれも「面白かった!」とは素直に云えぬ読後感。一言で云うなら「難しい」あるいは「よく分からない」。作者の意図する含意、寓意?のようなものがオボロゲに掴めそうな気もするのだが、明確な輪郭を持つ理解、解釈にはほど遠い、みたいな。かなり読者を選ぶタイプの著者なのかも知れない。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
SF
- 感想投稿日 : 2023年8月13日
- 読了日 : 2023年8月8日
- 本棚登録日 : 2023年8月8日
みんなの感想をみる