きみのカケラ 6 (少年サンデーコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2007年8月10日発売)
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本棚登録 : 315
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「忘れたくない!」

シロに生まれたたった1つの欲望。
同じコトを繰り返しているようにみえて、人は螺旋の形で少しずつ成長していく。痛みを伴いながら。

「いいひと。」の高橋しんは、そこにある「辛い現実」や、「きつさ」を知っていながら、主人公一人に全部それをおっかぶせて、読者にすらそれを見せないところがあった。
でも、「きみのカケラ」は、その痛みをできる限りみせようとしている。

そりゃ、青年誌の読者ですら耐えきれなかったこと、少年誌では無理だ……。そう思うけど、それでも、この物語を最後まで読んでいきたいと思わせるそういう物語です。

無事に完結して欲しい。
祈るように思っています。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: コミックス
感想投稿日 : 2008年8月12日
読了日 : 2010年3月4日
本棚登録日 : 2010年3月4日

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