このマンガの行き着く先が、十一だとしたら、なんと無惨なほど正確に、この作者は現実を切り取ってしまっているんだろうなぁと思う。
でも、少しずつ礼智が、友だちにとけ込んでいったように、そして、結局、十一が助かってしまったように、行き着く先のそのさらに向こう側をなんとか、のぞきこもうとしている。
その部分を信じて。
そうした冷たいぐらいに冷静な目のにしか見えない真実もきっとあるから。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
コミックス
- 感想投稿日 : 2007年1月18日
- 読了日 : 2009年11月29日
- 本棚登録日 : 2009年11月29日
みんなの感想をみる