唐の内部事情をのみ扱うのかなと読みはじめたら外部との関係の話題がほぼ占めており、やや戸惑った。特に1章から2章へ接続して、ソグド人にまつわる論が展開する流れは読む目的がよくわからなくなってしまった。
ところが、3章以降は比較的に面白く読めて、私が不勉強なだけだが、突厥と古ウイグル(回鶻でいいのかな)の唐との影響関係などは抜群におもしろい。つまり、唐というフレームで論じるのが土台無理というのがハッキリするし、つまりそれは企画の限界に到達ってことだ。シリーズは4巻まではユーラシアで一貫して扱うようだが。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年1月5日
- 読了日 : 2022年1月5日
- 本棚登録日 : 2022年1月5日
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