この作品を読んだのは、中学生の頃。当時は早く大人になりたいなとか大人になることの実感がわかりませんでした。
いざ、今になって大人になり、40代に近付くと、スキップすることの残酷さがなんとも言えないなと思いました。
10代、20代、30代、それぞれの経験がないまま、40代を受け入れることの儚さ・理不尽さと言いましょうか、当時読んでいた時は、あまり深くは考えていませんでした。でも改めて向き合うと、今の状況を受け入れることの決心さや周りの人たちとの優しさなどに考えさせられるなと思いました。
普通のタイムスリップものでしたら、元の世界に戻るというのが王道でした。ですが、この作品では…というところが斬新で、結構前に読みましたが、衝撃感が記憶の片隅にまだ残っています。ちなみに北村薫さんが男だったことも個人的には衝撃でした。
北村さんの作品は、凛とした女性のキャラクターを描くのが多いという印象があり、どれも奇抜な発想で面白かったです。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
過去
- 感想投稿日 : 2019年11月25日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2019年11月21日
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