なんとか頑張って読んだ。
主人公が金閣寺に火を放つまでの、内面の独白が永遠に続く。もちろん、他の描写もはいるのだが(そこは、なかなか面白く読めた)、主人公の孤独と絶望による内面形成は、きっとそうであろうと思いながらも、理解するのは難しかった。
これを読みながら、秋葉原の連続殺傷事件を思い出したりした。
三島由紀夫の語彙表現力に圧倒されながら、それについていけない自分が非常に残念…。
作家が生きた時代と、自分の生きている時代、若い人たちの生きている時代も全く違い、そこを超えての普遍的な価値はあるのだろうが、理解し深く共感できる人は徐々に少なくなっていくのだろう。
2020.2.6
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
913日本の小説
- 感想投稿日 : 2020年2月8日
- 読了日 : 2020年2月6日
- 本棚登録日 : 2018年12月20日
みんなの感想をみる