あやかし三國志ぴゅるり 唐傘小風の幽霊事件帖 (幻冬舎時代小説文庫)

著者 :
  • 幻冬舎 (2013年2月7日発売)
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あれ?賺されちゃった~堤横で伸吉が拾った行き倒れ寸前の大男を拾ったら,劉備だと名乗る。小風は腰に持っている茶が気になり,しぐれの巾着を差し出して手に入れる。饂飩を食べさせると,劉備は饂飩をやると言い出す。劉備は家出した上総介を心配する伸吉を忘れて,人として生きろと言い,傘平は見合いをして所帯を持てと言う。見合い相手は美和という女で,一時小風を忘れるが,また思い出してしまう。城の近くで饂飩の客として現れたのは天海で,彼が明智光秀だと知って,上総介は鉄砲を射掛けるが天海はびくともしない。江戸湾に唐の船が現れたと聞いて,幽霊達は見物に出掛けるが,夏侯惇や呂布は容赦なく幽霊の首を落としていく。小風は父と慕う風庵と共に闘うが,劣勢は覆せない。そもそも小風は火事で孤児となり,医師に拾われ,巫女姿で宣伝に務めていたが,医師の家自体も火事に遭い,煙に巻かれながら蔵で生き延びてから,幽霊を見る様になったのだ。霊封じの風遣いである風庵が鎌鼬に背中を斬られているのを救い,寺子屋の師匠として招き,父と慕う様になったのだった。黒衣の僧侶・天海がやってきて海の向こうから化け物がやってくるので手を貸せと言われ,諸葛亮の火計に遭って雲の上で息絶えたのだった。小風が江戸湾で苦戦していることを報された伸吉は助けに行こうとするが少女姿の卯女が現れて,人の世で幸せを掴めと説得され,美和と祝言を挙げることになった。その最中,傷ついた八咫丸が現れ,居ても立ってもおられず,江戸城へ駆けつける~小風の親って,風使いの風庵だった。虚無僧姿で現れてちょっかいを出していた。そうすると,卯女は? このシリーズ初めての続き物で,たたんに続く

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2013年5月21日
読了日 : 2013年5月21日
本棚登録日 : 2013年5月21日

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