女は男の指を見る (新潮新書 358)

著者 :
  • 新潮社 (2010年4月16日発売)
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本棚登録 : 592
感想 : 72
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「指のきれいな男の人がいいなぁ」「声のいい人がいいなぁ」とかなり若い頃から思っていましたので、この本のタイトルを見たとき「私だけでなく女はみなそうなのか!?」と激しく興味を引かれ買ってしまいました。それから数年の積読…やっと読了。

や、面白いですね。行動心理学も面白いと思いますが動物行動学も面白いんだなと感じました。
竹内さんはズバッと言いにくいことも言ってくれるので大笑いしながら読んだ箇所も。別にウケを取るための解説ではないのですがそれだけ人間も動物的であるというところの面白さなのでしょう。

人種によりパラサイトに対する脅威や精子競争に差があったり、血液型によって免疫に差があることや、匂いの信用性、ネオテニー(幼児性)など幅広い話題が興味を持って楽しめます。
あんまり難しいことはないのでさらっと読めます。
文体や内容に好き嫌いが分かれそうですが、雑学として読むには良いと思います。

個人的には「男性はあれほどハゲを気にすることはないのに」と常々思っていましたが、これを読んで「ハゲは動物学的に強い」と確信(笑)

はげてたって指がきれいで声が素敵なら私はいい。あとは匂いがよければなおいいね、ということで(笑)

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 雑学
感想投稿日 : 2015年3月7日
読了日 : 2014年12月31日
本棚登録日 : 2015年3月7日

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