風の万里にちょこっと出てきた、供王の昇山までのお話
若干12歳にして王になるべく昇山を目指す珠晶。
豪商の娘として周りより裕福な暮らしをしてきた彼女だが、決して傲りや傲慢さで思い立ったわけではない。
「それが国が傾く中で裕福に生まれた者としての義務」との責任感からの行動である。(こんな12歳がいてたまるか笑)
「出来ることをやらずに文句だけをいうのは卑怯者だ」ってセリフはドキッとくるものがあった。
また、知的な頭脳や責任感から、情報弱者に助けず経験を独占する剛氏達の行動に反感を持ったりと、このあたりは素直に子供らしい一面も持っていて悩むとことか微笑ましい。
ファンタジー小説ではあるけれども、生きていくにあたっての行動理念とか信念と言ったものに学ぶことが多いストーリーでした。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年8月13日
- 読了日 : 2023年6月4日
- 本棚登録日 : 2020年8月12日
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