西村賢太の筆力には驚かされる。男の最も情けない部分をこんなにもさらけ出していて、情感豊かにユーモアを交えるなんて芸当ができるのはこの作家ならでは。時折藤沢清三の文章が引用されるが、これがまた間抜けな感じがして、逆に「ネタ?」とか思ってしまうほど面白い。
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カテゴリ:
文学
- 感想投稿日 : 2012年1月16日
- 読了日 : 2009年2月9日
- 本棚登録日 : 2012年1月16日
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