暗渠の宿

著者 :
  • 新潮社 (2006年12月1日発売)
3.48
  • (9)
  • (29)
  • (28)
  • (7)
  • (2)
本棚登録 : 151
感想 : 29
4

西村賢太の筆力には驚かされる。男の最も情けない部分をこんなにもさらけ出していて、情感豊かにユーモアを交えるなんて芸当ができるのはこの作家ならでは。時折藤沢清三の文章が引用されるが、これがまた間抜けな感じがして、逆に「ネタ?」とか思ってしまうほど面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 文学
感想投稿日 : 2012年1月16日
読了日 : 2009年2月9日
本棚登録日 : 2012年1月16日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする