<続>
最初だからあえて書こう。『警視庁捜査一課強行犯係第3班樋口係長シリーズ』 の始まり始まりぃ~。
あ,すまぬ。あまりに多くのこのSNSコミュの読者諸兄姉達が ご自分の読書感想文の最初を「〇〇シリーズ第何巻」という書き出しで書いているので 天邪鬼の僕は 出来るだけ同じ書き出し方は避けようと思ってここまで頑張って?遣って来たのだが,さすがにこのシリーズの のっけの作だけは書いて置いた方が良いと思った訳でして。でもその説明だけで何でこんなに紙面を使うんだ。いやはや無駄だなぁ。
で、当然ながら物語は面白い。毎日の通勤電車の中でどんどん読み進んでしまう。だんだん残りが減っていくのがもったいなく思える。趣味読書でこんな もったいない的な気分 にはなかなかならない。 いにしえの昔 中学生の頃に その当時めちゃくちゃ流行っていた星新一や赤川次郎の文庫本を読んでいる時に同様の もったいない感を経験した記憶がある。同じだ。若返ったか僕。いやそれは無いなw
今作は これでもか、という程 主人公樋口の性格と人柄について 主に樋口自身の内心的語りを用いて描かれている。そこが良い。今敏先生独特の警察小説の特徴なのです。本書の解説にも少し書いてあったけど その流れは人気作品『隠蔽捜査 シリーズ』の主人公竜 崎警視長 のパーソナリティへと間違いなく繋がっている。まあ竜崎は超権力志向で樋口には全くその気はない という大きな違いはあるが。
そしてこの物語でも 警視庁捜査一課長は田端が務める。たぶん今敏作品の捜一課長役?は全て田端課長なのだろう。彼はいったい延べ何年捜一課長を務めているのだろうかw。ま、特にモンダイは無いが。
- 感想投稿日 : 2022年10月27日
- 読了日 : 2022年10月27日
- 本棚登録日 : 2022年10月23日
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