これも、おそるおそる読みました。
多くの皆様のレビューで気になりすぎました。
乙一さんデビュー作品。しかも当時16歳でこの作品を?と衝撃を受けました。
『夏と花火と私の死体』
九歳の夏休み。少女(五月)は、殺された。
あまりにも無邪気な殺人者によって、あっけなく。
私の死体をめぐる幼い兄妹の、悪夢のような四日間。
まず「私(死体)」目線で描かれている奇抜さが斬新。
しかも「私」の、犯人に恨み、憎しみ、怨念などの描写がないのが返って、気持ち悪さ感や奇妙さを醸し出している。それから自分の死体が運ばれたりしていく様子を実に淡々と実況中継していくようなところが、不気味感が漂う。
大きな事件になっているし、死体を隠そうとすることで当然……次々に訪れる危機があるのだが、それも、ハラハラ、ドキドキさせられていく描写となっていて引き込まれてしまう。
そして衝撃が走る怖〰️いラスト。
伏線もちゃんと回収されているところも鮮やかで凄く良かった!!
もう一作品、短編
『優子』
ずっと不穏な空気感で不気味なのに、更にラスト
でひっくり返されて、ゾッとした。
もともと私は「人形」って苦手なのに
この作品でもっと苦手になったと思う…w
乙一さんの凄さを思い知った一冊、
面白かったー。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2023年4月30日
- 読了日 : 2023年4月30日
- 本棚登録日 : 2023年4月30日
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コメント 10件
なおなおさんのコメント
2023/05/01
チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2023/05/01
1Q84O1さんのコメント
2023/05/01
チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2023/05/01
つくねさんのコメント
2023/05/01
チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2023/05/01
なおなおさんのコメント
2023/05/01
チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2023/05/01
mihiroさんのコメント
2023/05/01
チーニャ、ピーナッツが好きさんのコメント
2023/05/01