あんまり期待せずに読み進める。何この吸引力。若くして巨万の富を手に入れた証券アナリスト。世界中が彼のことを憎たらしいと思っている。彼の転落を待ち望んでる。海辺で砂の山を作って、「必ず」壊れてなくなるとわかっているものを「今日はまだあるな」とただ確認する。しかし私だってまだ20代で仕事も絶好調金も腐るほど有り余ってたら確実に調子こく。何も考えずに周りの誘惑乗りまくる。だからこそ、この主人公には激しく共感し、それなのに対岸の火事のように知らん顔をし、優越感に浸っているのだ。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
未設定
- 感想投稿日 : 2019年1月27日
- 読了日 : 2019年1月27日
- 本棚登録日 : 2019年1月27日
みんなの感想をみる