長かったが、全く退屈しない。複数の人間の心理描写、複雑な人間関係の錯綜が、じっくり読ませる。セックス描写が結構あるけど、いやらしさがあんましないんだな。儀式っぽい。もしくはスポーツ。麻生の元奥さんや槙さんのことが解り易すぎた。何で気付かないんだ麻生!ほんっと鈍感で卑怯だ。でも憎めない・・・。どう転んでも刹那的にしか幸せになれない人だなぁ。練との関係が穏やかに持続することを願う。サイドストーリー「ガラスの蝶々」、透明な翅を持つ蝶の描写が素敵。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2010年4月18日
- 読了日 : 2010年4月18日
- 本棚登録日 : 2010年4月18日
みんなの感想をみる