そーいや、アジカンの曲に同タイトルの作品があったっけ…と思い、何となく手に取っただけ、だった。
実は、村上春樹の作品を読むのは初めてなのね…σ(^_^;)
某曲のように、夜の淵からぱっと飛び出して…!
といった爽快感はまるで無く、深夜から夜明けまでの数人の登場人物の動きや人間模様が、視点を変えながら地味~に展開されている感じ。
結局「こういった結末を迎える」…というわけではなかったし、登場人物の基本的背景そのもののレベルで謎が残っているので、不消化感が否めない。
そこが気に食わない人もいたんだろうね。
でも、凄いなぁって思ったのが、行動や心理の描写が凄くリアルであること。
ああ、都会の夜の一角ってこういう感じなのか…と思ったり、情景的に「あるある~」って納得いくものがあったり…
その辺が凄く印象深かった。
結構批判されているみたいだけど、私個人としては悪く思わなかった。
村上氏の他の作品も、気になる気になる(・∨・)*
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2013年6月8日
- 読了日 : 2013年6月8日
- 本棚登録日 : 2013年6月8日
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