生前、講演の録音を禁止した小林秀雄の講演を出版社の責任において文字に起こして本にしたもの。録音はCDにもなっている。講演で聴くのと、活字で見ることの印象の違いなどを改めて感じる。本人がどう思っていたかを尊重した上でこうして講演や質疑を読むことが出来るのは結果としては嬉しい。テレビで消費されてしまう文化人、知識人とは違う真の文化人のあり方を見つめなおす上で、学生との対話というのは格好の入り口になるのではないかと思う。
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- 感想投稿日 : 2017年12月18日
- 読了日 : 2014年8月19日
- 本棚登録日 : 2017年12月18日
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