旧約聖書の智慧 (講談社現代新書 1021)

  • 講談社 (1990年9月1日発売)
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感想 : 4

キリストを基準とすれば、ユダヤの過去の歴史も、人間の本性も、すべて旧いものに見られるわけ。
我々は神から出て、神に終わらなければならない。神に永遠の栄光あれ。
神の力は物理的な力でもなければ、頭脳の明晰さでもなく、知と善を愛する力である。それは負けることより勝ち、失敗することより成功する。神の力は十字架の力でありエデンの園からひとを追放することに始まるキリストをその街から追放するに至る聖書の全ページに影を落としている。
神の命令に従わなければ神の懲罰がくだる、と人々に警告すること。神が直接罰するというのではない。預言者がそういう表現を使う場合もあるだろうが、神の命令に従わないと神の特別な加護を失い、的の攻撃にさらされるということである。
信仰が祈りにつながり、祈りが讃美につながり、そして人生は喜びに満たされる。天国の永遠の幸福を予感させる喜びである。
イスラエルの民は、噛みと結んだ契約により、正しい生活の見送りとして神に守られることを期待している。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: キリスト教・神学
感想投稿日 : 2010年7月4日
読了日 : 2010年7月4日
本棚登録日 : 2010年7月4日

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