権力者は必ず歴史を書き換える。過去を書きかえる。
過去を書き換えたところでたしかにそれほどの意味はあるまい、現在という十字路に立って過去を誠実に見つめ、過去を書きかえるように未来を書きこんでいくことだ。それよりほかに道はない。
自由になりたいという個的な思いで近代の人間は都市に出てきた。
誰が健康で誰が不健康なんていうことは言えない。みんなが歪みを抱えている。違うのはそれぞれの歪み方であるという認識。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
村上春樹
- 感想投稿日 : 2012年6月4日
- 読了日 : 2012年6月4日
- 本棚登録日 : 2012年6月4日
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