七番目の百万人: イスラエル人とホロコースト

  • ミネルヴァ書房 (2013年9月20日発売)
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感想 : 4

ユダヤ人は英国勝利、ドイツ敗北を望んでおりとりわけヒトラー政権を倒すためには全てのユダヤ人が全力を尽くす義務があるが、しかし、ユダヤ人戦闘部隊をフランス戦線へ送ってもイシュヴには何の利益もない。ユダヤ軍の任務はイシュヴを強化することで、これは新国家樹立へ向かって必要な一段階なのだ、と説いた 。

ホロコーストでは、シオニストはシオニズム運動を進める闘いで完敗したといえる。まだ逃げる余裕のある間にヨーロッパユダヤ人にパレスチナ移住を説得できなかったという点では、運動として敗北だった。一番救助が必要な時に、救助できなかったのも、運動の弱さ以外のなにものでもない 。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ユダヤ
感想投稿日 : 2015年5月30日
読了日 : 2015年5月30日
本棚登録日 : 2015年5月30日

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