新装版 竜馬がゆく (7) (文春文庫) (文春文庫 し 1-73)

著者 :
  • 文藝春秋 (1998年10月9日発売)
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感想 : 242
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いよいよ大詰め。
自分が知る日本になる礎ができる直前。
多くの人の命と思いをかけて。

心を打たれながら本に入り込んでいたら、
日課のPodcastでちょうど紀州藩と海援隊の話があった。
本は竜馬寄りだけど、Podcastは歴史を今の視点で見て語られているから、
より竜馬側は海賊的な悪どいやり方だと語られていた。
情はない。
そして、そもそも実は海援隊も竜馬も航海技術はあまりなかったとのこと。中途半端だったとも。

なるほど。
本に書かれたことが正しい話だと思い込み過ぎていた。
他の角度から見ることも大切。
人が変われば、時代が変われば、見方が違う。

日頃の仕事や考え方にも取り入れなければと思っている視点を、
なるほど、こういうことかと改めて実感。

そして大政奉還は竜馬の素の案ではなく、
3年前の勝海舟の案だったと。
勝海舟の凄さと、やはり物事にはタイミング(時間)という第3軸があるんだと学ぶ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2022年9月4日
読了日 : 2022年9月4日
本棚登録日 : 2022年9月4日

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