再読の旅、アーロン編!
「アンだとコラ 恋はいつでもハリケーンなんだよ」
ニョンばあ…
何度読んでも涙なしには読めないナミの過去編。
ベルメールさんの愛とノジコのけじめ、ナミの底抜けの強さ。
そしてゲンさんを筆頭に村のみんなの覚悟。
それも人間への深い恨みを募らせた状態のアーロン率いる魚人たちを思うと、受け取り方、感じ方も今までとは少し違いました。恨み、復讐の連鎖を止めなければ永遠に続く。アーロンのように見聞きした差別への反駁を怒りに任せ振舞えば悲劇は止まらない。一部の心なく力の強いものが外でこんな風に振舞えば、海底に生きる魚人たちへの差別や権利の軽視はやまない。前はただただ横暴なアーロンたちへの怒りで読み進めていましたが、人間と魚人の関係に落とし込まれた差別やそれを取り巻く数々の問題を思うと、話がさらに深みを増し、なおさらやりきれない思いになります。
そして、ナミ。優しく、賢く、とても強い。
ルフィはそれを今までの旅でよくわかっていたから、ナミの裏切りを聞いた瞬間にも「あいつが航海士じゃないといやだ」と言って聞かず、ナミのウソップ殺害を頑として信じず、ナミの過去を聞かずとも、ナミを迎え入れるつもりで行動していたのでしょう。何かナミを縛る問題があるのならば、それを解決するだけだと。
ルフィは込み入った話や人から聞いた情報は基本的に聞いてないか、信じませんが、反対に仲間の言葉だけを信じているんだなあと思います。
助けて、からの当たり前だは名シーン過ぎますね!大好き!
反撃開始だー!
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2020年4月25日
- 読了日 : 2020年4月25日
- 本棚登録日 : 2020年4月25日
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