希望ヶ丘の人びと 下(小学館文庫 し 5-10)

著者 :
  • 小学館 (2011年5月10日発売)
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本棚登録 : 594
感想 : 59
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下巻はエーちゃんのパフォーマンスがちょっとやり過ぎ、でき過ぎ感がある。けれどいい事言わせている。エーちゃん言う「俺は「もしも」の話は考えない事にしているんだ」「おとなが考える「もしも」は残酷なものだと思わないか?」「子供の「もしも」は未来に向いている可能性だ、もしも僕に翼があったら、、、、」「大人の「もしも」は過去にしか向かわない、後悔や愚痴だ、、、、でもな現実はここにあるんだ。「もしも」を考えるって事は今の現実を否定するって事だ、俺は嫌だ。どんな現実であろうと、今ここにあるものは俺は認める、、、」 母を失い迷い道に入った家族は後ろ向きに母の思い出を求めて母が育った希望が丘に引っ越してきたが、ラストは皆が前向きに動き始める。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: エンターテイメント
感想投稿日 : 2013年3月9日
読了日 : 2013年3月9日
本棚登録日 : 2013年3月9日

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