知り合いにおすすめされて読みました。『恋文』は感情の表現が素晴らしい。特に好きなシーンは、鉄幹作の小説のことを江津子と話合っているときの描写です。
「郷子の胸が冷たい一滴を覚えた時である。」
「今まで胸の奥に隠していた感情が一挙に爆発し、流れ出した気がしたのだった。」
ラストで離婚届をラブレターと表現するシーンも好きでした。全然共感はできないけど、何故か泣けます。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年6月5日
- 読了日 : 2022年6月5日
- 本棚登録日 : 2022年5月21日
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