分身 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1996年9月20日発売)
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本棚登録 : 18575
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全体的に面白かった。姿かたちはそっくりな鞠子と双葉であるが、あることがきっかけで自分のことが気になり、父親がどの何か隠していることはないのか、気になり、真相を突き止めるために大学などへ出向いて真相を探り当てていく。調べていくうちに、身内の意外な過去や遺伝する難病のハチキントン舞踏病で苦しい思いを感じたり、クローン人間のこと、ドッペルゲンガー現象のことから新たな真実が見えたと感じさせる。時代設定が20年以上前だがクローンのこと、体外受精の仕方の違いなどもあるが、それらが現代の科学に繋がる部分もあると感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 作者 は行
感想投稿日 : 2017年6月24日
読了日 : 2017年6月24日
本棚登録日 : 2017年6月13日

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