人質の朗読会

著者 :
  • 中央公論新社 (2011年2月1日発売)
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雑音に紛れて遥か遠いところから聞こえてくる、
すでにそこにはもういない人たちの声。
語られるのはすべて「過ぎ去った時間」についてであり、そういったテーマが否応なく死を連想させながらも反語的に、語る彼らの人生つまり生きてきた時間を想起させる。

そういった声に"耳を澄ませる"という感覚を
「読書」という行為の中で体験するのは、これは
しれっとしていながら、得難いのではないか?

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2021年11月1日
読了日 : 2021年11月1日
本棚登録日 : 2021年11月1日

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