雑音に紛れて遥か遠いところから聞こえてくる、
すでにそこにはもういない人たちの声。
語られるのはすべて「過ぎ去った時間」についてであり、そういったテーマが否応なく死を連想させながらも反語的に、語る彼らの人生つまり生きてきた時間を想起させる。
そういった声に"耳を澄ませる"という感覚を
「読書」という行為の中で体験するのは、これは
しれっとしていながら、得難いのではないか?
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2021年11月1日
- 読了日 : 2021年11月1日
- 本棚登録日 : 2021年11月1日
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