【収録作品】マルザの日常/脱税のトライアングル/誇り高き復讐者/メテオの衝撃/逆襲のクリスマス・イブ
残業税という言葉のインパクトに惹かれて読む。
それがなくても、ブラック企業のやり甲斐搾取の話は普通に通じる。
矢島の誠実に仕事をする姿勢は好もしい。だからこそ、「けじめをつける」とかで、離婚しながらも矢島を応援する元妻の姿勢にはもやもやする。そこまで夫を理解しているのなら、親より夫だろう、と思うのだが。
だいたい、身内を摘発したことを「情がない」という人たちは、身内を庇えば「依怙贔屓」だと言うだろう。
あれを摘発してこれを摘発しないというのは不公平なわけで、その線引きをするのが、法治主義においては「法律」、というだけなのに。
恣意的に「お友だち」ならOKとする社会は嫌だ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
ミステリ
- 感想投稿日 : 2022年5月27日
- 読了日 : 2022年5月27日
- 本棚登録日 : 2022年5月27日
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