シャイロックの子供たち

著者 :
  • 文藝春秋 (2008年11月10日発売)
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本棚登録 : 736
感想 : 75
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Audible にて。

やっぱり池井戸潤の銀行ものは間違いない!
短編集かと思いきや、100万円紛失事件をきっかけにすべてが繋がっていく。

それぞれちがう人物の視点から語られる「銀行」という世界が面白い。
特に「シーソーゲーム」にはゾッとしてしまった。
そういえば池井戸潤はこういう人間のゾクっとする怖さも上手いんだったな、と思い出した。

ラストの多くを語らない終わり方もいい。
もしかしたら…と読者の想像に任せる余韻を残しているのが面白い。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2022年10月11日
読了日 : 2022年10月10日
本棚登録日 : 2022年10月9日

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