鬼の王を呼べ: 鬼の王と契れ2 (キャラ文庫 た 6-2)

著者 :
  • 徳間書店 (2015年6月27日発売)
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本棚登録 : 88
感想 : 9
5

前作での楽しいノリは健在。むしろラブラブ要素はパワーアップしてるので読んでいてとても楽しかったです。鬼使いとして今の境遇を認めてもらうために努力する鴇守に、そんなことをわかってるんだかわかってないんだか、とにかく鴇守に近づく鬼は許さない夜刀に、前作の人たちと新しいキャラまで出てきて事件に挑んでいく…と読み応えたっぷりの一冊でした。カッパの報われないながらも一生懸命で可愛い描写に癒された。鴇守のたらしぶりは鬼畜。
最後には夜刀の本懐が判明して不穏な空気のまま続巻へ。続くのはとても嬉しいけど、鴇守が人間でなくなっちゃったらなんだか寂しいなあ。現在の環境では鬼になった方が夜刀とずっと一緒にいられるし、家族とのしがらみもなくなるしでいいんだろうけど。とにかく次巻が待ち遠しい。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: BL
感想投稿日 : 2015年7月20日
読了日 : 2015年7月18日
本棚登録日 : 2015年6月30日

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