厳しい教育ママの興味は優秀な弟へ移り、落ちこぼれながらも有名進学校の制服を着ていることだけが唯一のプライドだった早坂紫。街で学祭のショーモデルにスカウトされ出会った、変人ばかりの、でも夢に一生懸命なパラキスのメンバー達に感化され、紫は自分の足で歩み始める。ジョージとのままならない恋、実和子と嵐と徳森くんの三角関係、夢を認めてくれない母から逃げ出し、転々としつつ最後はジョージのところへ転がり込み、ジョージのだめな母に会い、自分の母と闘う決意をする。
紫もジョージもキャラクター的にはあんまり好きじゃないんだけど、読ませるパワーがある作品。夢の苦さと輝き、こうやってあがくべき時期にがむしゃらに悩み迷い生きる青い若さが溢れてて、イザベラやジョージなんてリアリティのない結構おかしなキャラクター達だけれどこのパラダイス感はいいなぁと思う。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
18歳-19歳【2003-2004-】
- 感想投稿日 : 2012年5月29日
- 読了日 : 2004年5月29日
- 本棚登録日 : 2012年5月29日
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