モモ: 時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にとりかえしてくれた女の子のふしぎな物語 (岩波少年少女の本 37)

  • 岩波書店 (1976年9月24日発売)
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あるビジネス雑誌の裏表紙に、「成功する人は、週末を無駄にしない。」という広告がありました。私はそれを見るなり「この時間どろぼう!」という気分になり、『モモ』を読むことに決めました。

『モモ』は、小学生時代、日本語補習校の図書室にあった蔵書の中で一番記憶に残っている本であり、
2020年に読んでよかった本ベスト5には入る『ゆっくり、いそげ』で著者が取り上げられていて感動の再開を果たした本であり、
再読したいとは思っていたんだけど、ついにその想い果たしました。

「忙しい」は「心が亡くなると書く」。そんな言葉が耳に痛い今読んで思うことは、シンプルにやっぱり『モモ』は面白い!ストーリーにのめり込めた素敵な時間でした。モモ、ありがとう。

あと余談ですが、物語に登場するカメの名前がカシオペイアで、「あれ、時計のブランドもCasioだからギリシャ語で時間を示唆する何かなのかな?!」と思って調べたら「Casioの由来は創業者の名前の樫尾」でした。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 児童文学
感想投稿日 : 2021年1月26日
読了日 : 2021年1月26日
本棚登録日 : 2021年1月24日

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