ファミーユ。
啓太と真衣、両家の初顔合わせ・・・気まずいだろうなぁ。
読者もまず、この感触から。
決して長い小説でないが、6編の中に、50年以上の、ファミーユ(2家族とフレンチレストラン)の“とき“。
構成がよく、読みやすい。2家族6人の人がら、人生を垣間見た感じ。
好みとしては、⑤に出てくる4歳の“亜実ちゃん“がとてもかわいい。ほっこりする。
さてさてさん、本棚からピックアップさせていただき、楽しく読めました。ありがとうございました。
【あらすじ】(冒頭のみ)
①午前四時のチョコレートケーキ
柱時計が3時を告げる。正造さん、芳江さん、そして僕と真衣、横に座っている父は、3時間も待たされて、全員が時計を見つめる。
②真夏のすきやき
午後3時。柱時計が鳴り、芳江が予測した通りに厨房のドアが開き、真衣が話しかけてきた。
③雨あがりのミートソース
啓太は去年と違って振り向かなかった。雪生は息子の成長を感じながら、他の母親たちと教室を後にした。
④花婿のおにぎり
一時間遅れで成田空港に着いた美奈子は急いで自宅に向かう。遅刻常習犯だが今日だけは遅れられない。なぜなら今日は・・・。
⑤コンソメスープとマーブルクッキー
正造は孫の亜実を連れて、友だちのマリンちゃんのお誕生日会に行った。ところがその最中、亜実が泣き出してしまった。マリンの姉アクアちゃんに何か言われたらしいのだ。
⑥ハンバーグの日
午後3時。テーブルに額が付くほど頭を下げて帰って行く、啓太の父と啓太を私は見送った。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2022年11月5日
- 読了日 : 2022年11月5日
- 本棚登録日 : 2022年11月5日
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コメント 4件
さてさてさんのコメント
2022/11/05
shukawabestさんのコメント
2022/11/06
さてさてさんのコメント
2022/11/06
shukawabestさんのコメント
2022/11/06