分身 (集英社文庫)

著者 :
  • 集英社 (1996年9月20日発売)
3.48
  • (683)
  • (1891)
  • (2765)
  • (333)
  • (71)
本棚登録 : 18574
感想 : 1244
4

クローン技術を題材にした作品。

まりことふたばが、自分がクローンなのでは?と気づき始め、その技術の成功例として、科学者たちに追われる。

コピー元の晶子さんの、二人に対する嫌悪感はわかる気がする。

自分自身を見る、目の当たりにさせられるのは不快だもの(*´・ε・*)

ラストはまりこ父がカタをつける。

自分自身、晶子さんが好きで、コピーが欲しくて妻に黙って産ませたなんて、鬼の所業すぎる。

責任とって最後は、施設などを燃やすけど、それが冒頭のまりこの家の火災とがだぶりました。

ふたりは最後に出会うけど、協力して強く幸せに生きていて欲しいです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 気になった本
感想投稿日 : 2014年5月24日
読了日 : 2014年5月24日
本棚登録日 : 2014年5月24日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする