ソラリスの陽のもとに (ハヤカワ文庫 SF 237)

  • 早川書房 (1977年4月1日発売)
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本棚登録 : 1051
感想 : 113

高尚

 惑星ソラリスのステーションに、ケルビンがやってくる。中の研究員たちは様子が奇妙で、いないはずの人物が現れる。ケルビンにもハリーが現れ。
  スタニスワフ・レム原作でソ連時代のタルコフスキー監督の映画「惑星ソラリス」。約40年前に鑑賞し、とてつもない衝撃を受けました。後にスティーブン・ソダーバーグ監督ジョージ・クルーニー主演でリメイクされましたが、それほどの衝撃はありませんでした。
 原作は生き物であるソラリスの海に対する人間側の解釈に、より深く焦点が当たっているように感じました。タルコフスキーの映画はラストが違い、ハリーとの関係を永遠とする。ソダーバーグ版は、愛情面がより前面にだされた感じです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2023年8月30日
読了日 : 2023年8月23日
本棚登録日 : 2023年7月9日

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