呪いの時代

著者 :
  • 新潮社 (2011年11月1日発売)
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本棚登録 : 1213
感想 : 154
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なかなか読んでいて難しい論述である。
それでも、難しすぎるわけでもなく、興味深く読みました。身の周りで起きていることをもっと注意深く、感じ、分析し、考えていくことが大事だよなと改めて思いました。

・ネット社会での誹謗、中傷、言葉の暴力がいわば呪いと化して人を蝕んでいる社会構造
・お金を回すことで経済が潤う。回すためには贈与の精神を強化する
・お祭りや宗教儀式は、単なる習慣でなく、それゆえに「恐れ」を身近に感じ、忘れないためのシステムとしての役割を果たしている

どっかの雑誌の連載エッセイがベースになっており、テーマは散漫な印象、言い換えればバラエティに富んだ話題で楽しいとも言えますが。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年9月13日
読了日 : 2014年9月13日
本棚登録日 : 2014年9月13日

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