陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず) (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社 (2003年8月9日発売)
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本棚登録 : 3558
感想 : 317
4

久々の百鬼夜行シリーズ。
このシリーズは刊行順に読んでいるのですが、今昔続百鬼-雲を飛ばしてしまった。不覚。とはいえ、飛ばしても読めます。
花嫁が新婚の朝に殺害されるという事件が4度も続いている由良家、5度目の婚礼の日、花嫁を守るために派遣された榎さんと付き添いの関くん。
いわくありげな一家と、何百もの鳥の剥製に埋め尽くされた館…舞台設定だけでわくわくしてしまう。久々に寝食忘れて没頭してしまった。
今回なぜか榎さんが盲目になっていたからか、比較的大人しめでした。その代わり、関君が頑張った。
結末は、そうなんだろうなぁと薄々予想してた通りでしたが、なんとも悲しくてやるせない余韻が残りました。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ミステリ
感想投稿日 : 2021年3月18日
読了日 : 2021年3月11日
本棚登録日 : 2021年3月11日

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